top of page

最低賃金引き上げと中小企業への影響

  • 執筆者の写真: 田上
    田上
  • 2025年9月8日
  • 読了時間: 2分

 令和7年から、熊本県の最低賃金は 時間額1,034円 に引き上げられることが決まりました。現行の952円から 82円アップ となり、2年前の引き上げ 54円 と合わせると、ここ2年間で合計136円上昇することになります。


物価の上昇や生活費の増加、さらに人手不足の深刻化に対応するため、国は毎年のように最低賃金を引き上げています。しかし、こうした急激な引き上げを一律に行うことが果たして適切なのか、疑問を持つ声もあります。

 

確かにパート勤務者にとっては時給の上昇は生活の安定につながります。しかし一方中小零細企業にとっては、人件費の急上昇による経費の圧迫となりかねない状況があります。今後人件費の増加に対応するため、事業規模を縮小したり、勤務時間を短縮したりせざるを得ないケースも出てくるのではないかと思われます。


これに対して国は助成金の活用を提案していますが、中小零細企業にとっては 生産性向上のための時間やコストを確保するのは容易ではありません。他方、外国人労働者を雇用することで助成金を受けやすくなる制度があるため、企業によっては外国人労働者の活用を検討するケースも出てきています。このようなことから移民拡大政策の推進による外国人労働者の積極的な採用と最低賃金の急上昇は影響しあっているのではないかといった意見もでています。

 

このように最低賃金の急激な引き上げは、働く人にとってのメリットと、中小企業の生き残りの難しさを同時に生み出しています。今後も最低賃金が上昇していくと、廃業に追い込まれる事業者が増える可能性もあり、注意して見ていく必要があるテーマだと思います。

 
 
 

最新記事

すべて表示
空き家問題で困ったらまず相談すべきポイント

熊本市でも空き家問題で悩む方が増えています。放置すると建物の劣化や近隣トラブルにつながることもあります。 まずは以下のポイントを整理して相談しましょう。 所有者や権利関係が誰になっているのかの確認。 相続が絡む場合は誰が関係しているかの確認。 建物や周囲の状態、傷みや危険箇所、近隣への影響をチェック。 将来的な希望売却・賃貸・管理など、どう活用したいか整理。 相談先行政書士・不動産業者・市役所など

 
 
 
衆議院選挙

報道によると、23日に召集される通常国会の冒頭で衆議院が解散され、2月上中旬に総選挙が実施される見通しとされています。国政選挙としては、この1年4カ月で3回目となります。 今後、各党の動きや選挙日程など、具体的な情報が順次明らかになっていくものと思われます。

 
 
 
建設業許可「変更届出」の失念について

建設業許可をとった場合でも許可とる際の中身が変わった場合は、その都度 変更届出を出す必要があります 。 変更届の提出については以前に比べて届出を忘れるケースが増えてきているように思います。 その理由の一つとして、 許可証交付の際に、窓口で県からの直接説明を受ける機会が減っている ことが挙げられます。 以前は、許可証を受け取る際に「こういう場合は変更届が必要です」と口頭で説明されることが多く、自然と

 
 
 

コメント


田上さんちの不動産

【営業時間】平日9:00~16:00
(ご相談受付10:00~15:00)  
※メールは24時間受付中

※営業・セールス目的のお電話はご遠慮ください

bottom of page