この30年で、私たちの暮らしはよくなったのか?
- 田上

- 9月21日
- 読了時間: 2分
かつて、日本では、大企業や公務員に入れば安心という価値観がありました。
有名大学に進み、安定した職につくことが幸せの前提条件となっていました。
しかし、今の日本社会を見渡すと、その常識は必ずしも当てはまらなくなってきているのではないかと思います。
この30年、日本は「富める者が富めば、貧しい者にも自然に富がこぼれ落ち、経済全体が良くなる」と考えるトリクルダウン理論に基づくグローバル化政策を押し進めてきました。
小泉内閣以降、大企業優遇・規制緩和・市場原理の導入が進み富が一部の大企業に集まるようになりました。しかし一方で、派遣法改正などで非正規雇用の増加や賃金の伸び悩み、地方や中小企業の疲弊が進み、多くの人の暮らしは楽になっていません。
さらに、グローバル化の進展により、国内での雇用や利益は十分に分配されず、格差は広がるばかりです。「努力すれば報われる社会」という約束は崩れ、高学歴や大企業に入っても安心できない状況が広がっています。
昨今では、人手不足を理由に外国人労働者を安易に大量受け入れする政策の実施に対する反発も生まれてきおり、国民の不安や怒りが顕在化しています。
こうした現状が今後も続くと私たちの暮らしにどのような影響を与えていいくのでしょうか。
この点について今後も発信していこうと思います。




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